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外壁サイディングの汚れ落とし方法|自分でできる掃除とプロの対策

  • 執筆者の写真: 稔 杉野
    稔 杉野
  • 12 分前
  • 読了時間: 13分

1. 外壁サイディングの汚れ、なぜ落ちにくい?

1.1 サイディング外壁の特徴と汚れの原因

サイディング外壁は、多くの住宅で使われている一般的な外壁材です。 見た目が美しく、デザインも豊富なため、建物の印象を大きく左右します。

ただ、日々外気にさらされる部分なので、どうしても汚れがつきやすくなります。

主な汚れの原因は以下のようなものです。

  • 空気中のホコリや排気ガス

  • 雨だれや水分によるコケやカビの発生

  • 黄砂や花粉の付着

  • 土や砂の跳ね返り

特に、風通しが悪く日が当たりにくい面では湿気がこもりやすく、コケやカビが繁殖しやすい環境が整ってしまいます。

また、サイディングの目地に入り込んだ汚れは奥まで届きにくく、時間とともに落としにくくなっていきます。 一見キレイに見えても、実は細かい溝に汚れがたまりやすいのもサイディングの特徴です。


1.2 放置するとどうなる?劣化とトラブルのリスク

汚れが目立つだけならまだしも、放っておくと外壁そのものの劣化を招くこともあります。 たとえばこんなリスクがあります。

  1. コケやカビによる素材の劣化  →見た目だけでなく、防水性や耐久性が落ちる原因になります。

  2. 塗膜の劣化や色あせ  →塗装が劣化すると、外壁を保護する機能も低下してしまいます。

  3. 外壁材のひび割れや反り  →湿気が溜まりやすくなり、建材の内部にまでダメージが及びます。

これらのトラブルは、放置する期間が長いほど深刻になります。 見た目の問題だけでなく、建物の寿命にも関わるため、定期的な汚れ落としは非常に大切です。

特に目地部分やサッシ周辺は劣化が進みやすいため、日頃から意識してチェックするようにしましょう。


1.3 汚れが目立ちやすい場所とその理由

外壁の中でも、特に汚れが目立ちやすい場所には共通点があります。 次のような箇所は、注意が必要です。

  • 北側の壁面(湿気が多く日が当たりにくい)

  • 風の通り道になっている場所(ホコリがたまりやすい)

  • エアコンの排気口周辺(排気による汚れが付きやすい)

  • サッシ周辺や目地(雨だれや水分の影響を受けやすい)

たとえば、忙しい朝にふと窓の外を見たとき、サッシの下に黒ずみがあると気になりますよね。 実はこれ、雨水と一緒にホコリが流れて定着した汚れなんです。

また、車通りの多い道沿いの家では、排気ガスや粉塵によって外壁がうっすら黒ずむこともあります。 こうした環境的な要因も考慮して、定期的なチェックが必要になります。


2. 自分でできる外壁サイディングの汚れ落とし

2.1 手軽に始められる洗浄方法と道具

「外壁がちょっとくすんで見えるな…」と気づいたとき、 自分でできる汚れ落としから始めるのはとても良い判断です。

サイディング外壁の軽い汚れなら、家庭にある道具でも十分対応できます。

たとえば、以下のようなものを用意すると安心です。

  • 柔らかめのスポンジやブラシ(たわしはNG)

  • バケツ

  • ゴム手袋

  • ホースまたはじょうろ

  • 中性洗剤(台所用でも可)

  • 脚立や足場(高所作業が必要な場合)

汚れ落としの手順は次の通りです。

  1. 外壁に水をかけてホコリを落とす

  2. バケツに中性洗剤を少量入れ、水で薄める

  3. スポンジで優しくこする(目地は丁寧に)

  4. 洗剤が残らないようにしっかり水ですすぐ

  5. タオルやモップで水気を拭き取る

ポイントは「こすりすぎないこと」と「しっかりすすぐこと」。

これだけでも、うっすらとした黒ずみや、表面にたまった花粉・ホコリなどは十分落とせます。 晴れた日を選び、乾きやすい時間帯に行うのがおすすめです。


2.2 注意したい3つの失敗例と対処法

自分で外壁を掃除する際、よくある失敗もいくつかあります。 正しく対処すれば、余計な手間やトラブルも防げます。

代表的な失敗と対策は以下の通りです。

① 洗剤の種類を間違える →アルカリ性や酸性の強い洗剤を使うと、サイディングの塗膜を傷める恐れがあります。  対策:中性洗剤を使用するのが基本です。

② たわしや硬いブラシでこすってしまう →表面が傷つき、そこに汚れが入り込んでしまいます。  対策:柔らかいスポンジや、毛先のやわらかいブラシを使いましょう。

③ 上から順に洗っていない →下から洗ってしまうと、上からの汚れがまた流れて二度手間になります。  対策:作業は必ず上から下へ。効率よく汚れが落ちます。

さらに、高所の掃除は落下のリスクがあるため、無理をせず届く範囲に限定するのが安心です。 届かない場所はプロに任せるという判断も立派なメンテナンスの一環です。


2.3 どうして高圧洗浄はおすすめできないのか

外壁掃除といえば「高圧洗浄」をイメージする方も多いかもしれません。 確かに強い水圧で一気に汚れを落とせる印象がありますが、サイディング外壁には向いていません。

なぜなら、高圧洗浄は外壁や塗装面を傷める原因になりやすいからです。

特に注意したい点は次の3つです。

  • 目地のシーリング材が劣化し、水が内部に入り込む

  • 塗膜が剥がれやすくなり、汚れが定着しやすくなる

  • 外壁内部まで水が浸透してしまうリスクがある

外観は一見キレイに見えても、素材の内部にダメージが蓄積することもあるため注意が必要です。

実際、当社でも高圧洗浄は行っていません。

大切な建物を長く保つためには、外壁にやさしい方法で、丁寧に汚れを落とすことが一番の近道です。


3. 外壁サイディングの汚れを落とすプロの技術

3.1 薬品洗浄とは?やさしくしっかり落とす方法

外壁サイディングの汚れをしっかり落とす方法として、プロの間で主流なのが薬品洗浄です。 といっても、刺激が強いものではありません。塗膜や素材に優しい薬品を使い、汚れだけを効率よく分解・除去するのが特徴です。

特にこんな汚れに強い効果を発揮します。

  • 雨だれによる黒ずみ

  • コケやカビの付着

  • 排気ガスによる油分を含んだ汚れ

  • 時間が経って定着した黒ずみ

プロが使用する薬品は、汚れの性質に合わせて最適なものを選定しており、作業前には必ず素材や劣化状況をチェックします。 そのため、素材に負担をかけずに、驚くほどキレイに仕上がるのが大きな魅力です。

また、手作業による洗浄工程を丁寧に行うことで、見落とされがちな細部までしっかり対応できます。 洗浄後の美しさだけでなく、再汚染の抑制や素材の長持ちにもつながります。


3.2 プロに依頼するメリットと安心感

「自分で掃除する時間がない」「高所作業が不安」「本格的にキレイにしたい」 そんなときは、外壁洗浄のプロに頼むのが一番です。

プロに依頼するメリットはたくさんあります。

① 完全に素材を傷めずに洗浄できる →専門的な知識と薬品の選定により、外壁の状態を見極めて洗浄を行います。

② 隅々までキレイになる →窓枠の下、目地、換気フード周辺など、自分では届きにくい細部まで手が届きます。

③ 作業スピードが早く、時間が節約できる →一般的な住宅であれば、1〜2日程度で完了するケースが多く、忙しい方でも安心です。

また、プロの現場では安全対策や近隣配慮もしっかりしています。 騒音や水飛沫、作業後の清掃など、見えない部分の丁寧さも大きな安心ポイントです。

「きれいになったのに、作業跡が残っていた…」という心配がないのは、専門業者ならではの技術力と言えるでしょう。


3.3 一般的な費用相場と見積もりの考え方

外壁の薬品洗浄をプロに依頼するとなると、やはり気になるのが費用です。

一般的な住宅の場合、外壁洗浄の相場は1㎡あたり800円〜1,500円程度です。

この価格帯は、建物の規模や汚れの程度、使用する薬品の種類によって前後します。 見積もりの際は、以下のようなポイントが費用に影響します。

  • 建物の延床面積と外壁面積

  • 足場の必要有無(2階建て以上など)

  • 汚れの種類(コケ・カビ・油分など)

  • 洗浄範囲(外壁全体 or 部分的な対応)

また、現地調査を行ってから、正確な見積もりを出してくれる業者がほとんどです。 「汚れの種類に応じて価格が変わる」という点を理解しておくと安心です。

安さだけで選ぶのではなく、使う薬品の説明や施工方法の明確さ、アフターケアの有無もチェックしましょう。


4. 汚れを防ぐ!外壁サイディングの予防メンテナンス

4.1 定期洗浄のタイミングとサイクル

「せっかく外壁をキレイにしたのに、すぐまた汚れてしまう…」 そんな経験、ありませんか?

外壁の汚れは定期的に落とすことで、再付着しにくくなるという傾向があります。 特にサイディング外壁は、表面の凹凸に汚れが入り込みやすいため、早めの対応が大事です。

一般的な目安として、外壁洗浄のサイクルは次のように考えられます。

  • 年に1回程度の簡易洗浄(自分で実施)

  • 3年〜5年に1回の専門業者による洗浄

特に梅雨明けや花粉の多い春先のあとなどは、外壁が汚れやすい時期。 こうしたタイミングでの洗浄を習慣化すると、汚れが蓄積する前に対処できるので手間も費用も抑えられます。

また、汚れがついてもすぐ落ちる外壁に保つためには、洗浄後のケアも重要です。


4.2 汚れをつきにくくする塗装やコーティング対策

予防メンテナンスの中でも、最も効果が高いのが「塗装」や「コーティング」による対策です。 特に、汚れ防止機能のある塗料を使うことで、外壁の美観が長く保てます。

こんな特徴のある塗料・コーティングがあります。

  • 親水性塗料:雨水で汚れを自然に洗い流す効果

  • 防カビ・防藻塗料:湿気の多い場所でもカビ・コケを抑制

  • UVカット塗料:紫外線による色あせや劣化を防止

これらは、サイディングの素材や色に応じて最適なものを選ぶ必要があります。 プロのアドバイスを受けて選定すれば、より高い効果を実感できます。

たとえば、塗装や洗浄の後にコーティングを追加するだけでも、汚れの付着率が大きく下がる傾向があります。 表面がツルッと仕上がるため、ホコリや排気ガスが定着しにくくなるのです。


4.3 住まいを長持ちさせる外壁メンテナンスの習慣

汚れを防ぐには、洗浄や塗装だけでなく、日常的なメンテナンス習慣も重要です。 ちょっとした意識が、外壁の状態を大きく左右します。

こんな習慣を意識してみましょう。

  • 季節ごとに外壁を目視チェックする  →変色・黒ずみ・コケの発生を早期に発見できます。

  • 窓枠や排気口まわりを定期的に掃除する  →外壁が汚れるきっかけを減らせます。

  • 庭木や雑草を整理して湿気をためにくくする  →日当たりと風通しを良くして、カビの発生を抑えます。

たとえば、朝のゴミ出しついでに外壁を軽く見て回るだけでも立派なメンテナンス。 大きなトラブルを防ぐためにも、小さな気づきを積み重ねていきましょう。

定期的に業者にチェックを依頼するのも、長期的に考えると安心感につながります。 「外壁は家の顔」とも言われる部分。見た目と機能を両立させるために、日々のケアが欠かせません。


5. 外壁サイディングの汚れ落としに関する疑問と不安を解消

5.1 「本当にきれいになるの?」と感じる方へ

外壁の汚れが長年たまっていると、「今さら洗ってももう落ちないのでは?」と不安になる方もいるかもしれません。 でも安心してください。サイディングの汚れは、適切な方法を使えば想像以上にキレイになります。

特にプロによる薬品洗浄では、汚れの種類ごとに最適な薬剤を使い分けるため、 時間が経過したコケや黒ずみでもしっかり分解・除去できます。

また、目地や凹凸のある部分も手作業で丁寧に対応するので、ムラなく美しい仕上がりが実現します。 「以前のような明るい外壁が戻ってきた」と感じるケースがとても多いです。

汚れの種類や外壁の状態にもよりますが、一度専門家に見てもらえば、正確な判断ができます。 「落ちるかどうか」ではなく、「どうやって落とすか」が大切なんです。


5.2 洗剤や薬品の安全性は大丈夫?

薬品洗浄と聞くと、「強い成分で素材や周囲に影響が出ないか心配」と感じる方もいるかもしれません。 でも心配ご無用です。

現在の外壁洗浄で使われる薬品は、外壁材や塗装に配慮した安全性の高いものが主流です。 また、使用量や濃度も建物の状態に応じて調整するため、外壁にダメージを与える心配はほとんどありません。

さらに、植物やペット、小さなお子様がいるご家庭でも、洗浄前にしっかり養生・対応してもらえます。

  • 洗剤が植木や土にかからないよう事前対策

  • ペットの避難や安全確保の案内

  • 作業中の立ち入り禁止エリアの説明 など

「薬品だから危ない」というイメージは、実際の作業現場とは大きく違います。

使用する洗剤や施工内容についても、丁寧に説明してくれる業者を選ぶとさらに安心です。


5.3 時間・費用・作業中の配慮などQ&A形式で解説

最後に、外壁サイディングの汚れ落としに関してよくある疑問をQ&A形式で整理します。

Q:どのくらい時間がかかるの? A:一戸建てなら通常1〜2日で完了します。 作業範囲や汚れの程度によって多少前後しますが、住みながらの施工も可能です。

Q:洗浄中の騒音や近所への配慮は? A:機械音は最小限で、近隣へのあいさつ・養生も徹底されます。 音が気になる高圧洗浄とは違い、薬品洗浄は比較的静かで目立ちません。

Q:費用が高くなることはない? A:事前見積もりで明確に金額が提示され、後からの追加費用も原則発生しません。 ㎡単価(800円〜1,500円)を基にしたシンプルな算出なので安心です。

Q:留守中でも作業してもらえる? A:事前に相談すれば、立ち会いなしでも対応可能な業者も多いです。 作業完了後に写真付きで報告してくれるケースもあるため、在宅の必要がない場合もあります。

このように、多くの不安には具体的な対応策がしっかり用意されています。 まずは気軽に相談して、納得した上で施工を進めていくのが一番安心ですね。


6. まとめ:外壁サイディングの汚れは早めの対処がカギ

6.1 今すぐできるチェックポイント

外壁の汚れ対策は、放置せずに「早めに気づいて、早めに対処する」のが何より大事です。 面倒そうに見えても、実はすぐにできることもたくさんあります。

たとえば、次のようなチェックを定期的にしてみましょう。

  • 北側や日陰の壁にコケや黒ずみが出ていないか?

  • サッシの下や換気口のまわりに雨だれ汚れがついていないか?

  • 外壁の一部に変色・くすみ・カビっぽさを感じないか?

  • 塗装のツヤがなくなってきていないか?

これらのサインに早めに気づければ、少ない労力で美観を保つことができます。

気になる部分があれば、軽く水洗いしてみたり、中性洗剤で拭き取るだけでも効果があります。 外壁を守るためには、「気にかけること」が第一歩になります。


6.2 外壁洗浄のプロに相談してみよう

「掃除する時間がない」「高いところは怖い」「汚れが全体に広がっている」 そんなときは、プロに相談するのが最も安心で確実な方法です。

専門業者なら、外壁の状態に応じた最適な薬品を使い、やさしく丁寧に汚れを落としてくれます。 さらに、施工前にはしっかりと現地調査を行い、費用や作業内容もわかりやすく説明してもらえるので安心です。

プロに依頼することで得られるメリットは以下の通りです。

  • 素材を傷めない薬品洗浄で、汚れをしっかり落とせる

  • 自分では届かない高所や細部まで対応可能

  • 洗浄後の外壁は、汚れがつきにくくなるケースも多い

「どこに相談したらいいか分からない…」という方も、まずは地域密着の業者に問い合わせてみるのがおすすめです。

外壁の美しさは、住まい全体の印象にも大きく関わる大事なポイント。 数年に一度のメンテナンスで、住まいの価値も気分もグッと上がります。



外壁の洗浄なら、美空間にお任せください。

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